3回目の泌尿器科では、どちらの無精子症か遺伝子検査の結果が分かる日でした。
同じ無精子症でも閉塞性か非閉塞性でこんなにも精子がある可能性が違うなんて、このような状態になるまで知りませんでした。
無知って恐ろしいです(*_*;
で、結果ですが……………
まさかの非閉塞性無精子症でした。
精子の通り道は問題なかったようです。
まぁ、8割非閉塞性無精子症なのだから
そっちの可能性が高かったわけで
仕方のないことだろうけど
先生:遺伝子検査の結果も届きましたよ。外部に委託していましたが、結果に問題はありませんでした。
……つまり、何故夫は非閉塞性無精子症なのでしょうか。
先生:原因ははっきりとわかりません。脳から精巣へ精子を作れという司令が途中で〜
先生は丁寧に身体の図を描きながら説明してくださいましたが、数年前のことなのであまり詳しくは覚えていません(・・;)
結果的に原因不明のまま、夫は非閉塞性無精子症との診断がおりました。
うーん…これからどうしよう
夫の中に精子が無いとすると
子どもは諦める??
養子をもらう??
それともAID??
(これは夫が断固反対でした。私も知らない人の精子を自分に戻すのは嫌でした。)
↑人により、考えが違うと思います。この方法がダメと言う訳ではありません。あくまで私が嫌というだけの話です。
この頃、特別養子縁組という仕組みを知り、ひたすら検索魔になっていました。
自分で子どもを産めなくても、自分と同じ戸籍の子どもを迎え入れることができるなんてなんて素晴らしいんだろう!!と。
2人で好きなことをやりながら生きていくという選択肢もありました。子どもは諦めるという考えです。
非閉塞性無精子症になっても、まだ人生の選択肢はたくさんありました。
そして、最後の選択肢がまさかの先生から告げられたのです。
先生:非閉塞性無精子症でも3割程度の確率ですが、精巣内に精子が見つかるかもしれません。局部を切る手術ができますが、紹介状をお書きしましょうか??
!!!!!
なんですとー(@_@;)
手術して、もしかしたら精子が見つかるだなんて…
信じられない…先生ありがとうm(_ _)m
手術を受けることに迷いはありませんでした。
すぐに手術を受けられる病院の予約を取り、紹介状を握りしめてそちらに向かいました。
余談ですが、このとき無精子症の確率は100人に1人だそうです。
もしかしたら、身近にそういう方がいらっしゃるかもしれません。
夫は無精子症でしたが、夫の兄弟は皆子どもがいます。義父にも問題がありません。遺伝的、血縁的にも関係がなさそうです。
(あくまで私の見解です。)